診療紹介– 患者の皆さまへ –For Patients
診療紹介
患者さまに寄り添った温かい診療を心がけています。
当科では、患者さん一人ひとりの病状や生活状況に応じた最適な治療を提供いたします。診断から治療、緩和ケアまで、全人的な医療を心がけ、安心して治療に専念できる環境を整えております。
Outpatient Treatment外来診療
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血液外来
当科外来患者数は1日平均84名、月延べ2100名程度で、その多くが血液疾患の患者さんです。外来を担当する医師全員が日本血液学会認定血液専門医です。造血幹細胞移植後の患者さんも多く、長期フォローアップ(LTFU)外来を行っています。各種疾患に対する治験にも積極的に参加しております。外来での薬物療法件数は増加しておりますが、隣接する外来化学療法室で安全に治療できるように努めております。患者さんの病気だけでなく、ひとつひとつの症状に寄り添う診療を医師、看護師を中心にチーム医療で実践しております。
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腫瘍外来
当科は、消化器がん(特に肝胆膵領域がん)や乳がんに対する薬物療法を専門とし、外科と連携して周術期から進行・再発期まで幅広く対応しています。外来での治療が中心ですが、必要に応じて入院治療も行います。患者さんが少しでも快適に治療を受けられるように、適切な支持医療を積極的に導入し、副作用対策を徹底しています。さらに、就労や就学支援などの社会的支援も行い、患者さんの全体的なケアを目指しています。
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緩和ケア外来
痛みなどのからだの症状、気持ちのつらさ、眠れないつらさ、あるいは、これら全部。様々なつらさを抱えながら病と向き合っておられる患者さんの治療と生活を支えることが、私たち緩和ケア外来の役目であると認識しております。院内の様々な部署との連携も行っており、必要に応じてご紹介を致しております。主治医の先生からご紹介を頂ければ、外来を受診いただくことが可能です。ぜひ、ご相談ください。
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移植外来/LTFU外来
当科は日本造血・免疫細胞療法学会の移植施設認定基準カテゴリー1に認定されており、非血縁者ドナー(骨髄バンクドナーや臍帯血)からの同種造血幹細胞移植、HLA半合致移植など本邦で施行されている全ての移植療法を提供できる体制を整えています。他院からの紹介を積極的に受け入れており年間40件以上の移植を施行しています。医師の外来だけでなく、学会主催の研修を修了した看護師による移植後長期フォローアップ外来も全ての外来日で行っています。
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診療環境について
外来化学療法室
- – ベッド5床(うち陰圧室1床)
- – リクライニングチェア25床
外来化学療法室ではがん薬物療法(化学療法)のベッド5床(うち陰圧室1床)・リクライニングチェア25床を用意しています。医師・看護師・薬剤師の協力のもと、快適な環境の中でリラックスしてがん薬物療法を受けられるよう配慮がなされています。
外来がん薬物療法は多い日で月平均約900件、年々増加の一途をたどり2021年度は年間10,881件でした。全ての診療科のがん薬物療法を受けている患者さんが利用していますが、その約20%を当科が担っています。
Inpatient Treatment入院診療
入院環境について
防護環境病棟
NASA仕様の防御環境室26床を完備
血液疾患は中央棟6階病棟(中央棟6階)と中央棟14階病棟(中央棟14階)で入院診療を行っています。定床数は41床ですが、常時50人以上の患者さんが入院されています。疾患は主に白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、再生不良性貧血などです。
中央棟6階病棟は防御環境室を有する病棟で、患者さんは無菌化された空気の中で生活し、口や鼻からの感染(経気道感染)、特にアスペルギルス肺炎の発症を予防します。防御環境室はNASAのクラス100が9床、クラス10,000が17床の計26床です。
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The Third Hospital第三病院
東京都狛江市に位置する第三病院の腫瘍・血液内科では、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍および再生不良性貧血や血小板減少症などの診療を数多く行っています。東京の北多摩南部医療圏において専門的な血液診療を提供できる施設の一つであり、近隣地域から多くの患者さんを受け入れています。地域に根ざした医療を提供しつつ、成人白血病治療共同研究機構(JALSG)、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)の臨床研究にも積極的に取り組み、患者さんに最新の治療を提供することを目指しています。
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Kashiwa Hospital柏病院
東京慈恵会医科大学附属柏病院は千葉県柏市に位置し、救命救急センター、地域がん診療連携拠点病院等の指定を受け、東葛北部医療圏の基幹病院としての役割を担っています。柏病院の腫瘍・血液内科も、地域の基幹病院として、様々な血液疾患に対応し、完結できることをモットーに、非血縁同種造血幹細胞移植も含め、患者さんにとって最適かつ高度な医療を提供しており、多くの患者さんが紹介されてきます。また、白血病や多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍や、発作性夜間ヘモグロビン尿症などに対し、最新の医療を実施しています。
各病院の腫瘍・血液内科
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ご紹介いただく先生方へ
- 医療連携室を通してFAX予約をいただくと、あまりお待たせせずに拝見できますので必ずご利用ください。
- 病床の都合により入院患者さんの受け入れが難しい状況となっています。入院が必要となるような際には、あらかじめお電話で連絡いただきますようお願いいたします。
- セカンドオピニオンは、外来診療とは別で行っていますので、医療連携室を通してお申し込みください。